大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が、東京・両国国技館で行われている初場所を、5日目の18日から休場することが決まった。

 都内の病院で診察を受け、前日17日に行われた平幕嘉風との取組中に受傷し、左母趾(ぼし)MP関節靱帯(じんたい)損傷したことに加え、初場所初日の14日の朝稽古で受傷し、右母趾末節骨骨挫傷・爪下血腫という診断書を提出した。診断書には併せて「全治2週間を要します」と記載された。

 白鵬は昨年11月の九州場所で、史上最多となる通算40度目の優勝を飾っており、初場所では2場所連続優勝がかかっていた。白鵬の休場は2場所ぶり7度目。師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は「昨日(17日)の段階で、左足の方が相当腫れていた。本人が『今日(18日)も取りたかったけど』と話していた」と明かした。続けて「みじめな相撲を取るのは横綱として恥をかくことになるし、ちゃんと治してやればいいと思う。本人も大阪(3月の春場所)でまたという気持ちだと思う。(2月は)巡業もないし、その間に治せると思う」と話した。