東序二段62枚目日翔志(24=追手風)が、東序二段85枚目林虎(16=二所ノ関)を寄り切りで下して7戦全勝優勝を果たした。立ち合いで右を差し、一気の出足で前へ。相手に一切の抵抗を許さずに寄り切った。「自分の相撲が取れれば負けないので自分の相撲に集中しました」と淡々と振り返った。

日大出身の日翔志は、21年夏場所で初土俵を踏んだ。序二段だった同年秋場所で全勝優勝したが、首の負傷により翌九州場所から3場所連続休場。序ノ口に陥落した5月の夏場所で復帰し、復帰2場所目で全勝優勝を果たした。今も恐怖心が全くなくなったわけではないといい「三段目、幕下では恐怖心があると勝てないと思う。いかに取り除けるかということになると思う」と話した。