大相撲の荒汐親方(元幕内蒼国来)は14日、電話取材に応じ、春場所を右膝の大けがで途中休場した関脇若隆景(28=荒汐)が今月上旬に右膝靱帯(じんたい)の再建手術を受けたことを明かした。

同親方によると、医師から復帰までに半年から1年以上かかると説明を受けたという。長期離脱を強いられれば、年内にも幕下に陥落する可能性が高い。

同親方は「現在は退院しています」と説明し、治療の経過を見ながらリハビリをしていく。今後について「本人と相談しながら決めます」と完全復活に向けて地道に歩んでいく。

若隆景は春場所13日目の小結琴ノ若戦で右膝を負傷し、その後「右前十字靱帯(じんたい)損傷、右外側半月板損傷などで3カ月程度の療養を要する」との診断書を提出して14日目から休場した。7勝7敗1休と負け越したことで、5月の夏場所は関脇からの陥落が確実となっていた。

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