前日21日の理事会で現役引退と年寄襲名が承認された、元前頭千代の国の佐ノ山親方(33)が一夜明けた22日、名古屋場所会場のドルフィンズアリーナで、引退会見に臨んだ。今後は、九重部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたる。
◆千代の国憲輝(ちよのくに・としき) 1990年(平2)7月10日生まれ、三重県伊賀市出身。本名・沢田憲輝(さわだ・としき)。中学生時代は柔道で全国ベスト16に入るも、小学生時代に千代の富士ファンだった父と稽古見学に行ったことから先代九重親方(元横綱千代の富士)が師匠を務める九重部屋に入門し、06年夏場所で初土俵。20歳になった5年後の11年名古屋場所で新十両、翌12年初場所で新入幕を果たした。膝、肩、かかとの重傷などケガとも闘い、稽古前の準備運動やテーピングに2時間を要することもあった。また、はりや整体治療などの健康管理が「趣味」と話すことも。番付も幕内←→十両←→幕下と何度も往復しながら、闘争心あふれる相撲で、17年夏場所では自身最高位の東前頭筆頭に。三役昇進こそならなかったが、突き押しを得意に、幕内在位34場所で敢闘賞2回、金星は1個獲得した(17年夏場所2日目の鶴竜戦)。各段優勝は十両3回、幕下2回、三段目と序二段で各1回。通算成績は539勝452敗180休。182センチ、150キロ。

