西前頭筆頭の義ノ富士(24=伊勢ケ浜)が、綱とりの安青錦(安治川)を寄り倒しで破った。初日は大関琴桜(佐渡ケ嶽)に敗れていたが、2日目にもう1人の大関を下した。
「(動きが)止まると何か(相手の技が)くると思い、攻め続けた。ちょっと止まった瞬間、やばいと思って、急いで攻め続けた。相手は動いて(自分の)動きを止めようと、突っ張って中に入ろうとしたが(自分は)止まらずで」
立ち合いは互いに頭から当たり、張り合った。その後に義ノ富士は左上手を、安青錦は右下手を取って両者の動きが止まったが、そこから再び、義ノ富士が攻め続けて寄り倒した。会心の一番だった。
初場所も同じ2日目、安青錦を相手に優位に進めたが、最後は首投げで敗れた。過去の対戦成績は幕下時代も含めて、それでも3勝1敗とリードしていた。
「合口(が良い)というか、流れるように相撲を取りたい。それが取れている。(先場所に首投げで負けたのは)足の運びが足りなかった。今日は土俵際、しっかりできた。2場所連続優勝で綱とりの大関に勝てたんで、もっと集中して頑張らないといけない。今場所はガンガン、思い切りいきたい」
先場所は3日目に豊昇龍、4日目に大の里を下して2日連続の金星。8勝7敗と勝ち越したものの、西前頭筆頭の番付は変わらなかった。それでも「番付は気にしていない。一番一番に集中したい」。
1勝1敗として3日目は横綱豊昇龍(立浪)と対戦する。ここまでは先場所とまったく同じ対戦順。1日早く初日を出した今場所は、待望の三役に向けて一気に突き進みたい。

