先場所まで2場所連続で優勝し、綱とり場所の大関安青錦(21=安治川)は、手痛い初黒星を喫した。幕下時代を含め、取組前までの義ノ富士戦の対戦成績は1勝3敗。先場所が初白星だったが、苦手意識は払拭(ふっしょく)できていなかったのか、再び敗れた。「相撲内容としては、そんなに悪くなかった」と、取組後に自己分析した通り、立ち合いから突いて出て、隙をついて低い姿勢で組みついた。右下手を引き、左上手も取ろうとしたところで、相手に上手出し投げを打たれる形で体勢を入れ替えられ、寄り倒された。

取組後の安青錦は「もっと先に攻めていればよかった」と、途中まで自身のペースで相撲を取っていたが、相手に主導権を譲る格好となった取組を反省した。

綱とりの今場所は、優勝なら文句なしの横綱昇進を勝ち取る見通しだ。優勝を逃しても昇進の可能性はあるが、その場合は一段と内容が求められる。それを知ってか知らずか「どんどん自分らしさを生かせたら、いいと思う」と、前傾姿勢を崩さずに積極的な相撲を継続しつつ、優勝争いに名を連ねていく決意だ。

▽八角理事長(元横綱北勝海)「大の里は頑張っていくしかない。嫌なことばかり考えていたら駄目だ。豊昇龍は立ち合いが甘かった。でも、勝っていくと気持ちが乗ってくるタイプ。安青錦は明日から開き直っていけるだろう」

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