元大関若嶋津で、元二所ノ関親方の日高六男さんが15日、千葉県鎌ケ谷市の病院で死去した。鹿児島県出身、69歳だった。

日高さんにスカウトされて角界入りした元小結松鳳山の松谷裕也さん(42)は、突然の訃報に驚きを隠せなかった。「最初、部屋OBのグループラインで連絡がありましたが、まったく実感がわきませんでした。夕方、おかみさん(みづえさん)から連絡をいただきました」。

駒大を卒業後、約4年かけて十両に昇進。小結まで務めた松谷さんは「自分は師匠がいたからこそ、松鳳山として三役に上がれ、ここまでやってこれました。稽古場は厳しい親方でした。休まないように稽古をしていました」と思い出を語った。

引退後、日本相撲協会には残らず、2024年5月に「焼肉・ホルモン 松鳳山」を千葉県船橋市にオープンした。「今も『松鳳山』の名前で店をやっています。これも師匠がいたからこそ、松鳳山の名前を大きくできました。入院していると聞いていましたが、最近はお会いできていなかった。師匠には本当にお世話になりました」と故人をしのんでいた。

【若嶋津六夫(わかしまづ・むつお)】

▽本名 日高六男

▽生まれ 1957年1月12日、鹿児島県熊毛郡中種子町(種子島)

▽同期 大関霧島、関脇太寿山、十両鶴嶺山ら

▽最高位 大関

▽幕内優勝 2回(1984年春場所=14勝1敗、同年名古屋場所=全勝)

▽三賞 敢闘賞2回、技能賞3回

▽金星 2個(いずれも北の湖)

▽通算成績 515勝330敗21休

▽サイズ(現役時代) 188センチ、125キロ