HKT48が28日、東京・世田谷の昭和女子大人見記念講堂で、「HKTBINGO! LIVE2018 お笑い賞レース予選直前! HKT48大『ネタ見せ』会&ヒットソング祭り」東京公演最終日を行った。24日に最終回を迎えた日本テレビ系「HKTBINGO!」で学んだお笑いの基礎をもとに臨んだ笑いの実戦の場。この日は6組がコントや漫才などのネタを見せ、コンサートとはひと味変わったステージに挑んだ。

各公演ごとに1番の笑いを取ったユニットを決める「ネタ見せ」ではこの日、8月に劇場公演デビューしたばかりのドラフト3期研究生、渡部愛加里(13)馬場彩華(14)が登場した。中学校の縄跳び部という舞台設定のコントで、先輩を渡部、後輩の新入部員を馬場が、それぞれ体操服姿で演じた。先輩風を吹かせる渡部に、空気を読まず話しかける馬場の距離感が絶妙で、場内のファンからは、森保まどか(21)松岡菜摘(22)神志那結衣(20)のコントと並ぶ高評価を受けた。

2人は劇場デビュー前に、プロのお笑いライブで前座を務めるなど、「アウェー」でお笑いの経験を積んでいた。MCを務めた坂口理子(24)が「あの時はまだ劇場デビューもしてなくて、HKTで初のステージがあのアウェーなお笑いライブだったんだよね」と同情し、ひいきめなジャッジで2人を暫定チャンピオンに認定すると、指原莉乃(25)からは「ロリコンばばあ」と突っ込まれていた。暫定チャンピオンから陥落した松岡は「ツインテールと体操服には勝てねえよ…」と吐き捨て、笑いが起きていた。

しかし、この日のチャンピオンとなったのは、最後に登場した小田彩加(19)だった。「ODA・小田は知っている…」で始まる「あるある」ネタの1人漫談を披露した。途中でネタを飛ばしてしまうと、左手をチラチラ。後に「ODA・小田は知っている…ここにカンペがあるということを」と、ミスをネタに盛り込む起死回生のアドリブを見せた。

本番前、指原におまじないをかけてもらったという。26日に指原から「絶対にネタを飛ばす」と縁起の悪いおまじないをかけられた今村麻莉愛(15)が、失敗しなかったことにあやかって、「私もかけて下さい」と頼んだが、おまじないの言葉通りの失敗に苦笑い。それでも、ファンからは最も大きな歓声を受け、「ネタは飛んじゃったけど、言いたいことは全部、言えました」と胸を張った。

東京公演はこの日が最終日。感想を求められた松本日向(17)は、番組とこのライブでおばかキャラを白日の下にさらされた。「『HKTBINGO!』で、指原さんとか(番組MCの)三四郎さんが一緒になって皮をめくってくれました」。メンバー、客席がキョトンとする中、「一緒になって『殻を破って』くれました」と言い直し、天然ボケを披露していた。指原からは「この調子でファンが増えるように頑張ろうね」とエールを送られていた。

メンバーは10月2~4日、地元福岡の福岡サンパレスでも同ライブを行う。東京公演には出なかったメンバーも出演し、新ネタなども披露される。チケットは全公演、販売中。同8日には、選ばれたメンバーが「女芸人No・1決定戦 THE W」の福岡予選に出場する。