HKT48宮脇咲良(23)が15日、福岡・HKT48劇場で行われた「君とどこかへ行きたい」発売記念イベントでグループ卒業を発表した。

1期生とのトークパートで「皆さん、ソワソワしていると思いますので…」と切り出し、「HKT48を卒業します」と発表した。6月19日には卒業コンサート(場所など詳細未定)を行うことも発表し、同コンサートを持って活動を終了することが、公式ホームページでも発表された。

宮脇は「13歳でHKT48に入りました。HKT48は始まりの場所であり、いつまでも心の中にある大切な場所。2年半HKTを見ていて、後輩達の成長も感じていました。帰ってきた今、短い間ですが、HKTとしての10年間の恩返しが出来る活動をしたいと思います。卒業まではHKTのメンバーに少しでも希望を持ってもらえるような活動をしていきます」。

そんな宮脇には、指原莉乃(28)からの手紙も送られた。「韓国での活動お疲れさま! 咲良が世界で戦う姿に私も励まされてきたよ。いろいろなチャレンジをしてきた咲良を尊敬しています。そのままの咲良でいればみんな付いてきてくれる。どこにいても頑張る咲良が大好きだよ。思い出や楽曲をずっと大切にしている。HKTとしての時間を楽しんで!」。宮脇も涙し「少しでもいい姿を見せられるように頑張りたいと思います。さっしーにはいつも助けられてます」と感謝した。手紙を代読した村重杏奈(22)は「冷静に考えると、1カ月もいてくれるのはうれしすぎる!」と話した。

宮脇は先月28日まで、18年10月から2年半の期間限定で結成された、日韓合同の12人組ガールズグループ「IZ*ONE」のメンバーとして活動し、同月末に韓国から帰国していた。この日のイベントには、中盤で矢吹奈子とともにサプライズ出演。HKTメンバーとしての登場は、18年12月の単独コンサート(東京ドームシティホール)以来だった。

宮脇は11年11月に、HKT48の1期生としてデビュー。グループをはじめ、AKB48でも「君はメロディー」などで単独センターを務めるなど活躍。18年5月に韓国のオーディション番組「PRODUCE48」に参加し、最終結果は2位でIZ*ONEのメンバーに選出。その後は、IZ*ONEでの活動に専念しており、去就についても注目が集まっていた。

◆宮脇咲良(みやわき・さくら)1998年(平10)3月19日、鹿児島県生まれ。愛称「さくら」。11年にHKT48の1期生オーディション合格。14年2月~18年4月までAKB48と兼任。14年11月「希望的リフレイン」でAKB48で初センター(渡辺麻友とダブルセンター)選抜総選挙は第4回から47→26→11→7→6→4→3位。18年10月からIZ*ONEの活動に専念。17年から、bayfm「今夜、咲良の木の下で」(水曜深夜0時)出演中。血液型A。