AKB48柏木由紀(32)が20日、東京・日本武道館で行われた62枚目のシングル「アイドルなんかじゃなかったら」発売記念コンサートで、グループ卒業を発表した。来年3月16日に横浜・ぴあアリーナMMで卒業コンサートを開催し、同4月中の卒業を予定する。

▽柏木のスピーチ全文

今回、歴史を振り返るコンサートをやろうと思ったのも「昔、AKBを見ていて、最近ちょっと離れちゃってたけど、また戻ってきました」みたいなことをよく聞くので、そんな方を含め、いろんな人に楽しんでもらえるコンサートにしたいなと思って、こういう企画をしてみました。AKBが重ねてきた歴史は私たちにとっても宝物だし、これからも大切にしていきたいなと改めて思っています。それと同時に今のAKB、これからのAKBを皆さんにもっと知ってもらいたいし、もっともっと好きになってもらいたいと思うところで。それと同時にメンバーのみんなにも、これからのAKBを引っ張っていって、グループを大きくして言ってほしいなと改めて思いました。

なので、私、柏木由紀はAKBを卒業しようと思います。そろそろかなと思っていた方も、メンバーもいたと思うけれど、やっと卒業する決心がつきました。今日もコンサートをやっていて、AKBの一員でいる毎日があまりにも楽しくて、気が付いたらずいぶん長いこと後輩や慕ってくれるメンバー、ファンの皆さんにも甘えてきてしまったなというのが素直な気持ちです。

今まで卒業といえば、同期も、先輩も、後輩も卒業していくことが多くて、それを見送るたびに「私どうしようかな」「寂しいな」「不安だな」と何度も何度も思ったんです。でも気が付いたら、周りの後輩たちのことをすごく頼りにしている自分がいて。後輩というより、みんなのことを仲間だと思うし、チームメートと呼べる存在になっていると思います。だからこそ、みんなにはこれからのAKBをもっともっと引っ張っていってほしいし、誰に遠慮することなく、これからのAKBをみんなに思う存分楽しんで作っていってほしいなと思いました。そして、そんなみんなに卒業を見届けてもらえたら私は幸せだと思って、このタイミングで決めました。

卒業コンサートを3月16日土曜日に、ぴあアリーナでやらせていただくことになりました。たくさんの方に来ていただけたらなと思います。活動は4月中までの予定となります。約半年ありますが、AKBの一員として最後まで精いっぱい楽しんで、みんなともっともっと仲良くなって、AKB人生を残り半年間楽しんでいきたいなと思いますので、温かい応援をどうぞよろしくお願いします。