「トークがうまい」とか「トークスキルが高い」とか、そもそも「しゃべれる」って、どういうことを指すのでしょうか…

TOKYO MXの『エクストリームBeauty』で「着物メーク」を取り上げたときに伊倉愛美ちゃん(右)とお着物で記念撮影しました(伊倉さんと司会進行している『エクストリームBeauty』のスタジオで)
TOKYO MXの『エクストリームBeauty』で「着物メーク」を取り上げたときに伊倉愛美ちゃん(右)とお着物で記念撮影しました(伊倉さんと司会進行している『エクストリームBeauty』のスタジオで)

トーク編③「そもそもトークがうまいとはなんなのか」

 トークが苦手だと思うのは、トークについて考えている表れで、習えばある程度はみんなうまくなる、というところまで前回お伝えしました。

 ではその「トークがうまい」というのは、どういうことを指すのか、考えてみましょ!

 私にとって、トークがうまいなぁ~と思うのは、ラジオパーソナリティーでもあるアナウンサーの先輩方。もちろん芸人さんやタレントさんのトークも、うまいなぁ~と思うことは多々ありますが、まずは先輩の番組を聞いて、先輩は「オープニングで面白いエピソードが話せる」「ゲストにうまくインタビューできる」「情景が浮かぶような描写ができる」ところなどなどがうまいなぁ~と思い、それができるように意識していました!

アイドルに必要なしゃべり

 私がふだん教えているアーティストやアイドルの子には「インタビューに答えられること」「告知などで、ある程度“読み”ができるようになること」「エピソードトークができるようになること」、また、最近ではアイドルもバラエティーに対応できることが飛躍のキッカケになることが多いので、「ボケにはツッコミを入れたり、ツッコミやすいボケをすること」といったことも目標にするよう伝えています。

 なぜアイドルだった菊地亜美ちゃんや、現在も現役アイドルである指原莉乃ちゃんが、テレビにたくさん出演するようになったのか…それはやはり、トークスキルの高さ!

トークレッスン後、Flower Notesのみんなとフラワーポーズ。カワイイ~(手前は五戸です)
トークレッスン後、Flower Notesのみんなとフラワーポーズ。カワイイ~(手前は五戸です)

ボケて突っ込んで締める

 彼女たちのトークを紐解いてみると、インタビューに答えるときはただ一問一答するわけではなくエピソードトークを交え、芸人さんに負けないくらいボケたり突っ込んだりしながら、要所要所は締めて最後の告知はスラスラ言う…それはまさに、私が教えている子たちに伝えている目標なのです。

 こんな風に、目標がハッキリすると、次に進みやすい…なんでもそうですよね!

目標にする人を作って真似て

 なんとなくトークが苦手とか、漠然とトークがうまくなりたい、と思っている方は、まず<目標にする人>を作るのがオススメ。次に、その人のトークを分析して、そのひとつひとつを目標にして真似してみると、上達が早いです。

 トークに関して目標にする人が思いつかなかったり、いても分析や真似は難しい、という場合は、具体的なシーンを想定すると目標が作りやすいと思います。会社員の方なら「うまくプレゼンできること」「朝礼の挨拶がうまくできること」などなど。

 はたまた「合コンで異性に好かれるトークができること」とか「飲み会で盛り上がるトークができること」でも良いと思いますよ!(次回はトーク編④「トークは中身が大事」です)

本日のごのへの・ご・ろ・く

歌手も歌舞伎も最初は真似から。パクリじゃなくて、リスペクト!