乃木坂46、4期生の林瑠奈です。



女の子なら誰しも思ったことがあるでしょうし


個人的には全人類みんなが通った道だと


思っています。




幼い頃よく読み聞かせてもらった絵本




幼稚園で見たディズニー映画




持ち物のそこらかしこにプリントされている


お姫様のイラスト




特に幼少期は今の私からすると、


「ロマンチックだな」と感じるものへ


躊躇なく関心を向けていたように思えます。




大きくなったらプリンセスになれると


本気で信じていたし、




結局最後はハッピーエンドになるのだと


察するようになった小学生の時も、


ハッピーエンドに向かうまでの


プリンセスの苦難や葛藤、




現実離れした設定の中に存在する、


リアルが縮小されたプリンセスの世界が


大好きでした。




いつからかそんなことを口に出すのは


恥ずかしいことだと気づく時期を迎え、


だからこそ他の「ロマンチック」と


評されるものへの嫌悪だってありました。




特に夜景。




現実やドラマの世界では


「夜景こそロマンチックの全て!」


かのような扱いを受けているのが


不思議で仕方なかったのです。




たかだか景色でしょう?




だったら空気の澄んだ山から見える朝日の方が


よっぽど綺麗で価値があるじゃない。




「だって綺麗じゃん」と言われても、


他に替が利く程度のもので何をそんなに


盛り上がってるの?




そんな風に思っていました。




〝綺麗〟である理由を明確に説明できない。




現実に近すぎる夜景は、私にとって


ロマンチックとは言えなかったのです。




このような捻くれた考えを持ち続けていたのは


実際に夜景を見た経験が少なかったことも


影響していると思います。




高い所がそこまで得意ではありませんし、


「夜景が綺麗!」と言われるような


洒落た場所に足を運ぶことも


あまりなかったのでしょう。




本当に1年ぐらい前まで


そんな風に思っていました。




考えが変わったのは些細なこと。




ある日の帰り、


車の窓からぼーっと外の景色を見ていたんです。




そこで、ふと「綺麗だな」と思ってしまった。




今まで何とも思っていなかった夜景に対して


ただ純粋に綺麗だと思ったのです。




あんなにも現実的でロマンチックじゃないと


感じていた夜景が煌めいて見えました。




なんてことない、成長して


そう思うようになっただけかもしれません。




それに夜景が綺麗だと感じて、


1つ気づいたことがありました。




なぜ綺麗なのか説明できない。




ただただ「綺麗」しか出てこない。




今までの自分に反省しました。




でもね、今はわかるんです。


夜景が綺麗なのは現実的だから。




現実的であればあるほどロマンチックとは


かけ離れていると思っていました。




そうじゃないんです。




夜景が見れるということは今も必死に


努力している人がいるということ、


それも沢山。




その努力の結晶が夜景を作る煌めきなのかなと


今は思います。




さぁ、


今日も誰かの夜景になれるよう頑張りますか。




雪も降りました。




より一層冬を感じる今日この頃、


皆さまご自愛くださいませ。