乃木坂46のキャプテン秋元真夏(29)が、今日21日発売の卒業記念写真集「振り返れば、乃木坂」(幻冬舎)への思いを語った。加入以来11年半貫いたサービス精神は、幼少期から変わらない個性だという。今月26日の卒業コンサートも併せて、ブレない“まなったんイズム”の集大成を見せる。【横山慧】

ズッキュンポーズを決める乃木坂46秋元真夏(撮影・たえ見朱実)
ズッキュンポーズを決める乃木坂46秋元真夏(撮影・たえ見朱実)

秋元自身の強い希望もあり、約3年ぶり3作目の写真集発売が決まったという。「ありがたいです。最初から最後まで好きなページが詰まっている思い出の1冊になりました」と喜んだ。

山梨・河口湖、神奈川・箱根、静岡・伊東などで撮影。シングルリリースごとに行われてきた乃木坂46のヒット祈願で、メンバー内で唯一2度も登頂に挑戦した富士山の周辺がメインロケ地だ。「登ったのが信じられないくらい、富士山は大きかったです。最後なので、本当にもう端から端まで秋元真夏を見てもらおうと思って、いろんな衣装も取り入れてもらいました」と明かした。

バスタオル1枚に身を包む大胆なセクシーカットもある。「この前、家で昔の写真を見ていたら、全く同じ格好でニコニコしながら家の廊下を歩いている写真があって。変わらないんだなぁと思いました」と笑顔。「子供の頃は家族での沖縄旅行が恒例だったんですけど、いつもミニスカートで背中がざっくり開いているホルターネック(首の後ろで布を結ぶ)の、一張羅のワンピースで空港に行っていました。小学校低学年から…」と告白。幼少期からブレていない個性だ。

写真集について自身の思いを語った乃木坂46秋元真夏(撮影・たえ見朱実)
写真集について自身の思いを語った乃木坂46秋元真夏(撮影・たえ見朱実)

在籍中に3作の写真集を発表するのは、乃木坂46メンバー歴代最多記録となる。「11年やったし、ゆっくり座っていたりする落ち着いた雰囲気でもいいと思うんですけど、私はもう常にクラウチングスタートでスタートダッシュ切りたいタイプなので。前のめりなんです」と力を込めた。結果的に、写真集発売のたびに上がるハードルにも応えられているのだろう。

22日からはデビュー11周年記念バースデーライブ(横浜アリーナ)が始まる。初日の全体ライブから始まり、5、4、3期生の期別ライブを経て、千秋楽の26日が自身の卒業コンサートだ。「まずは初日公演をあまり『最後、最後』って感じにせず、後輩たちとのライブをちゃんとお見せしたいという気持ちが強いです」と伝えた。

2月3日には、公式サイトで有観客公演開催のガイドラインとして「大声・歓声における制限に関しましては、マスク着用を条件に解除」することも発表された。実に3年ぶりの“声出し”解禁となる。「めちゃくちゃうれしいです。1期生から5期生までがいる状態でのライブで解禁になるなんて。リハーサル中にもスタッフさんからその話を聞いて、泣いちゃいました」と感慨を込めた。

「26日の卒業コンサートは、真ん中に立たせてもらう曲もあるのでプレッシャーに負けないようにしつつ。いろいろ希望を伝えさせていただいたので、全部に意味があると思って見ていただきたいです。卒業記念写真集も含めて、私のやりたいことが全部詰まっているので!」

天性のアイドルが、最後までファンを楽しませる。

卒業記念写真集「振り返れば、乃木坂」について自身の思いを語った乃木坂46秋元真夏(撮影・たえ見朱実)
卒業記念写真集「振り返れば、乃木坂」について自身の思いを語った乃木坂46秋元真夏(撮影・たえ見朱実)

◆秋元真夏(あきもと・まなつ)1993年(平5)8月20日、東京都生まれ。埼玉県出身。高校では生徒会長、料理部長を務めた。11年8月加入の1期生で、19年9月から2代目キャプテン。愛称「まなったん」「真夏さん」。必殺技は両手を構えてファンのハートを撃ち抜く「ズッキュン」。文化放送「秋元真夏(乃木坂46)卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオ サンデー」(日曜午後7時)パーソナリティー。154センチ。血液型B。