日向坂46齊藤京子(26)が、5日に横浜スタジアムで開催する自身の卒業コンサートへの意気込みを語った。グループ加入から約8年。アイドルとしてのラストステージにかける思いと、卒業後の展望を明かした。【横山慧】

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卒業コンサートの準備も大詰めに入っている。「めちゃくちゃ楽しみです。開催が決まってから、絶対やりたい曲とか、衣装とか、演出とか、細かいことまでいっぱい考えました。練りに練って出来上がったセットリストです」と明かした。「自分でもビックリするくらい希望をたくさん聞いていただきました」と笑顔でスタッフに感謝した。

笑顔で日向坂46ポーズを決める齊藤京子(撮影・上山陽介氏)
笑顔で日向坂46ポーズを決める齊藤京子(撮影・上山陽介氏)

「とにかく皆さんに楽しんでいただけるような内容になるんじゃないかな、と思っています。ファンの方からはめっちゃいろいろコンサートのことを聞かれるんですけど、もう全部シークレットです(笑い)。全部秘密。ただ1つ、私のアイドル人生8年間を全て感じられるもの、ということは言えると思います」

横浜スタジアムは昨年4月に4周年ライブ「4回目のひな誕祭」を開催した場所だ。「横浜スタジアムがまたおひさま(ファンの総称)で満杯になった光景を見たいというのが、アイドルとしての最後の夢です」と願った。コンサートの生配信も実施される。

齊藤は5日をもって卒業し、6日から2日間は日向坂46の5周年ライブ「5回目のひな誕祭」が同所で行われる。

グループの近況について「去年12月にメンバー全員で集まってミーティングしたんです。一致団結というか、意気投合した感じがありました」と告白。「今年になって、小さいことから大きいことまでコツコツとみんなで積み重ねていっている感じがするので、今はすごく勢いがあると思います」とうなずいた。

卒業後の5月8日には、四期生正源司陽子(17)が初センターを務める11枚目シングル「君はハニーデュー」がリリースされる。「私は参加しないですけど、また新たな日向坂46を見せられると思います」とアピールした。「日向坂46が絶対にまた東京ドームに立てるって信じてますし、また紅白にも出られると思っているので。私が卒業してからもいろんなことがあると思うんですけど、いちファンとして応援していきたいです」と仲間たちにエールを送った。

卒業コンサートへの思いを語った日向坂46齊藤京子(撮影・上山陽介氏)
卒業コンサートへの思いを語った日向坂46齊藤京子(撮影・上山陽介氏)

昨年以降ソロライブや、声優初挑戦、単独主演ドラマなど、個人でも活躍の場を広げている。ヒコロヒー(34)とのトークバラエティー、テレビ朝日系「キョコロヒー」(月曜深夜11時45分)も放送開始から3年が経過した。「卒業後もガンガン頑張っていきたいです。去年、今年とお芝居をやらせていただいて、楽しいだけじゃなくて、すごく勉強しがいがあったので。お芝居をしながら歌手としても活動できたらいいなと思います」と意気込んだ。

「卒業後休みたい、とかもないです。卒業した次の日からバリバリ動きたい。それと、ファンの方との交流を大切にして、そういうイベントを増やしていきたいです。『アイドル卒業したのに、めっちゃファンとの交流あるよね』って思っていただけるようになりたいです」

アイドル人生を全力で駆け抜け、卒業後も変わらず全力で突き進む。

◆齊藤京子(さいとう・きょうこ)1997年(平9)9月5日、東京都生まれ。16年5月、けやき坂46(ひらがなけやき=現日向坂46)に一期生として加入。愛称「きょんこ」。155・5センチ。血液型A。

■ロングインタビューなど「卒業特大号」

日刊スポーツは「日向坂46齊藤京子卒業特大号」を発行します! 初公演の地、東京・赤坂BLITZ(現TBS赤坂BLITZ STUDIO)で撮り下ろした巨大ショットや、1万字弱におよぶ日向坂46としてのラストロングインタビュー、全10シングル解説や、全メンバーへの温かいメッセージなどを収録。160センチ×53センチのビッグな特別紙面です。横浜スタジアムで開催される卒業コンサート&「ひな誕祭」のグッズ売り場などで4月5日から3日間、1部1000円(税込み)で販売します。支払いは現金決済のみになります。後日ネット通販も検討してはいますが、部数に限りがございますのでぜひ現地でお買い求めください!