離婚騒動の渦中にある女優米倉涼子(40)と新婚の俳優山本耕史(39)。対照的な2人が共演するフジテレビ系の松本清張原作の時代劇ドラマ「かげろう絵図」(4月8日午後9時)の制作発表が27日、都内で行われた。

 米倉は14年12月に結婚した2歳年下の青年実業家との離婚危機が昨年3月に報じられたが、一貫して口をつぐんでいる。山本は昨年8月に女優堀北真希(27)と電撃結婚。新婚生活について語ることが多い。2人の共演は2度目。12年に米倉主演のテレビ朝日系連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」で、山本が米倉の元彼役を演じた。この日は、取材陣の質疑応答時間はなく、同局のアナウンサーが司会を務めて2人に質問した。

 米倉にとって時代劇出演は、歌舞伎の市川海老蔵(38)との熱愛が伝えられた03年のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」以来、13年ぶり。堕落した江戸幕府の粛正を図るために、スパイとして大奥に入り込む。

 黒を基調にしたノースリーブのミニドレスで登場した米倉は、太もも奥深くまで大胆に露出しながら「私にとって、ほぼ初時代劇みたいなもの。勉強になりました。どす黒いドラマのように見えますが、いい話なんです」と艶然とほほ笑んだ。

 米倉から淡い恋心を寄せられるいとこで、元武士の医者を演じる山本は「松本清張さんに時代劇のイメージはなかった。こういうものも書いていたのか、という感じ。松本清張のという先入観をなくしてくれた時代劇ですね」と話した。