タレントのミッツ・マングローブ(41)が、ゲイであることをカミングアウトしていたお笑いタレント前田健さん(享年44)を「とっても心強い存在でした」としのんだ。

 ミッツは26日、前田さんの訃報に触れ「ゲイの文化に誇りを持ち続け、女装のステージにも、たくさんの好奇心や愛情を注いでくださった前田健さん。常に黙々と仕事や立場と向き合い、冷静に多角的に、わきまえや筋道を捉えてくださったお姐さんでした」と、その人柄をブログにつづった。

 続けて「プライドと自虐、良識と狂気が入り交じっていて、ユルいくせして変に理屈っぽくて、自分と似たような面倒臭いところもあって、だからとっても心強い存在でした」と自身と共通する点もあり、シンパシーを感じていたことも明かした。

 その前田さんが24日夜に倒れたのは、いきつけの飲食店で食事をしたすぐ後だったことに触れ、「なんだか最後に美味しそうなパスタを平らげたようで。新宿の街角でぶっ倒れるなんて、仲間としてはお洒落でいじらしい逝きっぷりでらっしゃる」と愛情をもってつづるとともに、「死に様は、その人の最後の生き様。…とは言っても、寂しいです。お互い年老いていく姿を嘲笑い合っていきたかったのに、ホントに寂しいです」と心境を吐露した。