初出場の大竹しのぶ(59)は、リハーサルで感極まったように目をうるませながら「愛の讃歌」を歌った。

 リハーサル後、囲み取材に応じた大竹は「やっとというか、とうと来てしまったという感じです。(出場が発表されたとき)反響が大きかったです」と話し、「うまく歌えるか心配で不安です」と心情を明かした。

 目をうるませた理由については、「この歌を歌うとき、自分の愛する人が亡くなったという芝居とリンクするものがあるんです。それでも強く生きていかなくてはと。芝居で歌っているのが、自分として歌っているのか分からなくなっちゃうんです」と話した。

 一方、この日、死去した根津甚八さんとは共演したこともある。近年は会っていなかったというが、「すてきな俳優さんでした。20代前半の時とかすごく憧れていました。共演もしたことがありますが、色気のある俳優さんがまたいなくなってしまったなと」と、しのんだ。