共演者は高橋一生と石田ゆり子。篠原とは互いに初共演となる。

 2017年大ブレークを果たした演技派俳優・高橋演じる藤堂誠(とうどう・まこと)は、篠原演じる智子とは選挙戦で議席を争うライバル関係。誠は代々続く政治家一家の次男として「恵まれた」環境で育った。ゆくゆくは総理大臣も夢ではない。まさに智子とは相対する市政のプリンスだ。そんな誠も政治家になんかなりたくないと思った時期もあったが、敷かれたレールの上から外れることができなかった。

 そんな自分にずっと葛藤し悩んできたが、次第にゆがんでいき、誰も知らない裏の顔も持つようになった。

 高橋が月9枠に出演するのは2016年1月期の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来となる。 一方、石田演じる平田和美(ひらた・かずみ)は、一流大学を卒業し新聞社の花形・政治部記者になり、まさしく「できる女」だった。しかし40歳を迎えたあるとき一人娘を出産してから環境が変わってしまう。育児休暇後、記者の仕事ができるにも関わらず事務職へ配属されてしまうのだった。でもここで仕事をやめたらキャリアが終わってしまうため「できる女」を演じる和美。そんな時に保育園のママ友である智子が立候補すると聞き、智子の行動力と求心力を見るうちに応援するようになる。

 石田が月9枠に出演するのは2004年1月期の「プライド」以来となる。

 脚本は地上波連続ドラマを初めて担当する黒沢久子。今まで映画やネット配信ドラマを数多く手がけ、リアルな女性像を描くのに定評がある。

 演出はフジテレビの若手ドラマ演出家として期待される金井紘。「PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~」(2012年10月期)、「ガリレオ2」(2013年4月期)、「信長協奏曲」(2014年10月期)など数々の月9ヒットドラマを演出してきた。

 国内外問わずさまざまな分野で女性の活躍は当然の時代。この2人を中心とするスタッフと、今まで刑事、会計検査官、頼れるOLなど強くてかっこよくて存在感のあるキャラクターを演じてきた篠原涼子が政界のエリートに対してどんな下克上を見せてくれるのか!?

 また、篠原と高橋と石田ら演技派たちの演技合戦がどのような化学反応を起こすのか注目が集まる。

◆篠原涼子コメント

 -企画を聞いたご感想は?

 「政治の事とか難しくて私には演じられないのではないかと思っておりましたが、プロデューサーさんからわからない主婦がどう変わっていくのか、変えていくのかを演じながら見せて行けたらとのことでしたので私もこの作品を通して学んで行きたいなと思っております」

 -意外にも月9初主演ですが…

 「プレッシャーでいっぱいですが、周りの皆様に力をお借りして、楽しい作品にしたいなと思っております」

 -シーン選挙演説などが予定されていますが、役作りについて現在の心境をお聞かせください

 「現在、ワイドショーやニュース番組でも選挙の映像が流れていたりするので、意識して見るようにして勉強しております」

 -共演者の印象は(高橋一生さん、石田ゆり子さん。初共演でしょうか?)

 「石田さんとはこの間もCMでご一緒させていただいたのですが、気さくな方なのでまた一緒に仕事ができる!って感じです。高橋さんは初めましてなのですが、ご一緒させていただくのが楽しみです」

 -ドラマの中でのキャッチコピーは「しあわせになろうよ!」ですが、篠原涼子さん自身が掲げるとしたら? またその理由をお聞かせください

 「“楽しくやろうよ!”ですかね。キャストやスタッフが楽しみながら作って行ける作品になって欲しいので」

 -楽しみにしているファンの方々へメッセージをお願いします

 「私自身も初めての役どころではありますが、この役を通して皆様の代弁者になれたらいいなと思っております」