シンガー・ソングライター半崎美子(36)が10日、東京・山野楽器銀座本店で初のメジャーシングル「サクラ~卒業できなかった君へ~」の発売記念イベントを行った。

 4月5日発売のミニアルバム「うた弁」の収録曲で、有線リクエストなどファンの反響が大きかったことからシングルカットした。同店前の路上で「サクラ-」など4曲を披露。イベント開催時は同店前の路上が歩行者天国とななっており、約1000人がその歌声に酔いしれた。

 同アルバムでデビューするまでは、個人で音楽活動を17年間続けてきた。レコード会社や芸能事務所に所属しての活動となって変わったことについて「これまでだと、今日みたいなイベントの時は看板やポスターなども全て自分で用意していましたが、今は現場に来て歌うだけでよくなった。1番うれしいのは、ケータリングがあること」と笑顔をみせた。

 下積み時代は全国のショッピングモールを回って、地道に歌う中で観客を泣かせてきたことから“メンソン(メンタルソング)”の女王と呼ばれた。メジャーデビュー後もその反響は大きく、年末のNHK紅白歌合戦出場の期待もかかる。

「そうなれば光栄です。毎年、大みそかは札幌の実家に帰っていますが、今年は(都内の)自宅でスタンバイしています!」と意気込んだ。