今年8月の「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞した井本彩花(14)が女優デビューすることが17日、分かった。所属事務所の先輩米倉涼子(42)が主演する、テレビ朝日系の看板ヒットドラマ「ドクターX 外科医・大門未知子」(木曜午後9時)にゲスト出演する。

 芸能界入りからわずか3カ月で、初回から16日放送の6話までの期間平均20・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録。今年の民放連ドラで平均視聴率トップになることが有力視されている、人気シリーズへの登場をいきなり果たす格好だ。

 井本は12月7日放送の第9話に出演、プリマを夢みる少女を演じる。クラシックバレエの選考会を前に、脚に重傷を負い、米倉が演じる女医・大門の手術を受ける。小学1年の時から実際に習っている、得意のバレエも披露する井本は「出演が決まったときは、本当にビックリして、できるかなと、不安でいっぱいでした」とコメント。それでも「好きなバレエを踊らせてもらえるので、うれしいですし、緊張していません」と度胸のいい面を見せた。どこでも寝られるタイプというが「(撮影現場で)あくびはいたしません」と気を引きしめた。病院のベッドに横たわるシーンで、何度もあくびが出そうになったがすべて止めたというプロ意識の高さだ。

 一方、米倉も「彩花ちゃんは堂々とセリフを言い、すごくしっかりしていて根性があるし、すごい」と、女優としての資質を絶賛。他の先輩俳優たちと共演することに「初ドラマで共演できるなんて日本で一番ラッキーな女の子」とエールを送った。井本も、あこがれの米倉との共演に「米倉さんはすごくカッコよくて優しい。撮影合間もいろいろ話しかけてくれて本当にうれしかった」と喜んだ。

 ◆井本彩花(いもと・あやか)2003年(平15)10月23日、京都府生まれ。小1でクラシックバレエを始め、小5の時に府内の児童が出場するコンクールで京都市長賞。憧れのバレリーナは吉田都と中村祥子。今年8月の「全日本国民的美少女コンテスト」で応募8万150人からグランプリに選ばれた。得意科目は数学で、苦手科目は体育と美術。好きな食べ物はマグロ。162センチ。血液型A。