博多華丸・大吉の博多大吉(46)が、「M-1グランプリ2017」決勝戦の審査員を務める思いを語った。

 大吉は29日放送のTBSラジオ「たまむすび」で、昨年に続いて「M-1」の審査員に決まったことを報告。

 昨年は緊張のあまり顔面蒼白(そうはく)だったとリスナーにイジられたが、今年は審査員の人数が昨年の5人から7人に増えたことで前回よりもリラックスしている様子。「5人はキツイ。得点も慎重につけなくちゃいけなくなるから、何となくの好みで『ここ2点足そう』ができないのよ。好みより技術とか展開とか、そういうのばっかり見ちゃうから。7人になるとある程度、自分の好みも入れられるんで、だから今年はろう人形のような顔で出ないと思うよ、しっかりと血色良く」と語った。

 同大会には自身と同じ吉本興業所属の芸人が毎年多く出場するが、「吉本の大会じゃないかってやゆされることも多いんですけど、まあ漫才師の数が違うからね、他事務所と比べて。劇場もたくさんあるから。どうしてもしょうがない面もある」と説明しつつ、「逆に言うと吉本の人間の僕が、吉本の若手をこういう場で審査するのはすごい気を使うよね。イベントとかやったら『はい、お前0点』とかテキトーに軽口たたけるけど、M-1でこの子らの人生を……ね。ずっと見てきてるわけですから。全員に思い入れがあるから」と、審査する側の複雑な思いも明かした。