嵐が26日、東京ドームで、全国ツアー東京千秋楽公演を開催した。この日が年内ラストのコンサート。大みそかのNHK紅白歌合戦で白組の司会を務める二宮和也(34)と、昨年白組司会を務めた相葉雅紀(35)の2人によるユニット曲などを披露し、5万5000人を熱狂させた。

 アリーナを横断する花道の両端に、二宮と相葉が登場した。ライブでデュエットするのは、04年の全国ツアー以来13年ぶり。ファンの間でも「にのあい」と呼ばれ親しまれており、今年はくしくも「新旧紅白司会コンビ」となった。最新アルバム「untitled」の収録曲「UB」を歌い、間奏では息の合った組み体操風ダンスを披露。キス寸前に顔を近づけるところもあり、会場を沸かせた。

 二宮は中盤のトークで、「NHK紅白歌合戦、白組の司会をやらせていただくことになりました」と報告し、拍手を浴びた。「惜しくも、僕の時は(白組が)負けちゃったんで…」と悔しがる相葉に対して、「あの、惜しくないっす」と指摘し、笑いを誘った。相葉から「でもさ、去年、勝ったと思ったよね!? 今年は絶対勝とう!」と言われると、「勝つ、勝つ!」と宣言。「第68回、嵐のコンサート後半戦、スタート!」と、司会風に仕切ってステージをまとめた。【横山慧】