木村拓哉(45)が15日、都内で行われたテレビ朝日系主演ドラマ「BG ~身辺警護人~」(18日スタート、木曜午後9時)完成披露舞台あいさつで「有言実行」を宣言した。

 木村は、作品のタイトルにかけて「今年、護りたいもの」と聞かれ、掛け軸に「約束」としたためた。この日、会場で書いたという。「約束」という言葉を書いた真意を聞かれると「単純に言ったことを守りたい。有言実行…口約束とか、多いじゃないですか? 『今度、行こうよ』とか言って(行かないのは)嫌じゃないですか。守りたい」と宣言した。

 木村は劇中で、民間警備会社のボディーガードを演じる。かつては敏腕のボディーガードだったが、ある出来事をきっかけに工事現場の1警備員になり、そこから新人ボディーガードとして復帰する役どころだ。シングルファザーの一面もあるが、別れた妻を誰が演じるかは、いまだ聞かされていないという。木村は「別れた奥さんが誰か…分からない。プロデューサーが話していました。(木村に対しての)聞き方が怖かった。「誰がいい?」そんな聞き方あるかと…考えがあるみたいです」と苦笑した。

 舞台あいさつでは、菜々緒(29)から、木村のモノマネ上手の一面が明かされた。菜々緒が「前に共演させていただいた、松山ケンイチさんや浅野忠信さんとかのモノマネが、すごい」と絶賛すると、木村は「全然、かくはずのない汗がすごい出てきた。モノマネという感覚じゃない」と、会話の中で登場する人物に寄せたトークをしているだけであることを示唆した。

 菜々緒が「すごく(会話の中の登場人物に)寄せてくださる」と言うと、上川隆也(52)も「(木村のモノマネで)その場にいたような気にさせてくれる」と続けた。斎藤工(36)が「昨日、上川さんのモノマネをされていました。ソックリでした」と言うと、木村は「してないだろ !  すごい恥ずかしくなってきた」と大慌て。上川は「自分で見聞きされたことが焼きついていて、自分の中でたどっていくんでしょうね」と分析し、菜々緒も「よく人を、いろいろなものごとを、よく見ている方なんだと感じて…尊敬しています」と木村の観察眼の鋭さを絶賛した。

 木村は舞台あいさつの最後に、約500人のファンに向けて「このキャスト、スタッフの皆さんと、最後まで絶対やり抜きますので皆さん、受け取ってください」とあいさつ。壇上で公開した掛け軸に書かれた「約束」を最初に、ファンとの間でかわした。

 舞台あいさつには江口洋介(50)、石田ゆり子(48)、間宮祥太朗(24)も登壇した。【村上幸将】