2日に慢性閉塞(へいそく)性肺疾患で死去した落語家桂歌丸(本名・椎名巌=しいな・いわお)さん(享年81)の葬儀が10日、横浜市の葬祭場で営まれ、三遊亭円楽(68)ヨネスケ(桂米助=70)ら約50人が参列した。家族葬で営まれ、午前11時42分に出棺、その後、同市内の斎場で荼毘(だび)に付された。

 法名は「眞藝院釋歌丸(しんげいいんしゃくかがん)」。芸に真摯(しんし)に取り組みんだことや、地元の横浜・真金町への愛着が込められた。ひつぎには、趣味の渓流釣りの釣りざお、愛用の扇子、手ぬぐいが納められた。

 11日は横浜・妙蓮寺で椎名家と落語芸術協会との合同の告別式が執り行われる。落語芸術協会最高顧問の桂米丸(93)落語協会会長柳亭市馬(56)日本テレビ系「笑点」で長く共演した林家木久扇(80)が弔辞を読み、三遊亭小遊三(71)歌舞伎俳優中村吉右衛門(74)があいさつする。