お笑いタレント楽しんご(39)が28日、都内で、俳優松田優(55)芸能生活30周年記念公演「GUNS-All or Nothing-」公開舞台稽古に出席し、取材に応じた。

19歳から3年間、松田の元で俳優修行をした楽しんご。松田からのオファーを「とてもうれしかった。原点はもともと役者になりたかったので、松田さんのところに入った。いままでぬるま湯につかっていたので、しっかり原点に戻って、これを機にまた芸能1本で生活できるようになりたいです!」と意気込んだ。

楽しんごに出演オファーをした松田は「忙しいやつなので、舞台稽古含めスケジュールがとれるかで遠慮していたけど、後で『なんだ、言ってくれればよかったのに』となるのがいやだった。だから、だめもとでオファーしたら、2つ返事で受けてくれた」と明かした。

楽しんごが挑むのは、ヤクザの子分役。「普段ヤクザっぽくないので、役作りを大切にしたいです。僕の役作りを松田さんの30周年でいかせればと思います」と話した。松田は「意外性のある役になると思う。これを機にまたブレークしてくれればね」と語った。

楽しんごが役者ではなく芸人としてブレークした姿も、「うれしかった」という。「能天気に見えるけど結構繊細で、事務所を離れても連絡をくれる義理堅いやつ。親子みたいなものですから」と親心をのぞかせた。

同舞台は、一丁の拳銃をめぐって自衛隊、警察、ヤクザの三つどもえの戦いを描いた物語だ。10月16日、東京・築地ブディストホールで初日を迎える。