15日に亡くなった樹木希林さん(享年75)の葬儀が30日、東京都港区の光林寺で営まれ、浅田美代子(62)が樹木さんとの思い出を語った。

浅田は、デビュー作のTBS系ドラマ「時間ですよ」の共演から現在に至るまで、家族同然の付き合いを続け、母のように慕っていた。亡くなる直前まで付き添い、近親者だけで行われた樹木さんの通夜にも参列した。葬儀が行われた光林寺には、樹木さんとお墓参りして、花見をしたことがあるという。思い出を聞かれると「いっぱいありすぎて、今はしまっておきます」と多くを語らなかった。

携帯電話を変えようと検討中だが、留守番電話に樹木さんの声が残っているという。「『何の用もありません。もう寝ます』とか、どうってことがないものですが、取っておきたいと思っています」。

浅田から見た樹木さんの内田裕也(78)への思いも語った。「樹木さんは裕也さんことがすごく好きでした。ハワイに行った時、毎回、樹木さんと裕也さんが遊覧船に乗って、サンセットを見に行っていたんですね。2人で手をつないで乗り込んで。その姿が忘れられないです。裕也さんのことは心配だったんじゃないかな」と故人をしのんだ。この日は「ずっとメソメソしていると怒られると思って」と涙は見せなかった。【近藤由美子】