演歌歌手氷川きよし(41)が11日、東京・豊島区の池袋サンシャインシティ噴水広場で、新曲「大丈夫/最上の船頭」の発売記念イベントを行った。

「今年は20周年。20年分の思いを『大丈夫』に込めて歌っていきたい。自分を鼓舞する曲なんです」と新曲への思いを語った。

この日で東日本大震災から8年になる。「被災をした人や亡くなった人が大勢います。つらい思いをしている人たちに『大丈夫ですか』と、優しく背中を押せるようなアーティストになりたい。悲しみを喜びに変えたい」と被災地に思いをはせた。

歌唱のワンポイントアドバイスは「気楽に明るく歌ってほしい」。イベントに集まった約2000人と、何度も「大丈夫」と声を合わせて盛り上がった。

7月11、12日には日本武道館でコンサートを行う。「360度全部に、お客さんがいるようにしてやりたいけど、そうするとセットが組めない。いろいろと考えています」とアイデアを披露した。

また、9月6日の誕生日には大阪城ホールで公演を行う。「42歳になりますが、心は26歳のまま。頑張ります」。演歌歌謡曲のソロ歌手で同会場でライブを行うのは氷川が初めて。「これからも『氷川きよし』を表現してずっと歌い続けていきます」と30周年、40周年も歌い続けると誓った。