タレントで格闘家の角田信朗(58)が、孤児院慰問などのために訪問していたカンボジアから25日に帰国した。

4日間滞在して2カ所の孤児院などを訪問したほか、ハン・チュンナロン教育大臣との会談も実現。大臣から同国での空手の演武と指導を依頼されたといい「人生で夢ややりたいことは全部実現した。これからは背負った役目を全うすることが責務だと思っている」と歓迎した。

孤児院では子どもたちが整列して出迎えてくれたという。「正直、もっと悲壮感があふれる場所と思っていたのですが、そんな想像は吹き飛びました。みんなキラキラした瞳で、卑屈になったり反発したりという要素がない」と感動した様子。サッカーボールを贈るなどし、子どもたちと触れ合い、貴重な時間を過ごした。

今回の渡航は、ウェブサイトのインタビュー企画で、梶原建設の代表取締役・梶原茂信氏と対談したことがきっかけで実現した。同氏とのつながりから、カンボジアに移住して日本語学校の建設や孤児院支援に尽力するMATES Global Communicationsの代表取締役・柳内学氏に出会い、活動に共感した角田が支援を申し出た。

大臣からの依頼もあって、カンボジアとのつながりは続いていきそうで「これこそが徳分を積む、という生き方です」。今後も社会貢献活動を積極的に行っていく姿勢を示した。