天海祐希(51)主演のテレビ朝日系ドラマ「緊急取調室」(木曜午後9時)の25日3回の平均視聴率が12・3%だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。

初回は15・2%、第2話は13・4%はだった。

14年1月期、17年4月期に放送された人気シリーズの第3弾。天海演じるたたき上げの取調官、真壁有希子と取り調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(キントリ)」のメンバーが、凶悪犯と心理戦を繰り広げるさまを描く。共演は田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、でんでん、塚地武雅、小日向文世。

第3話のゲストは仙道敦子、筧美和子。“5億円を稼ぐ女”と呼ばれるカリスマトレーダーの宝城理沙(筧)が自宅マンションで殺される。事件現場の状況から、金が絡んだ顔見知りの犯行をにらんだ捜査一課の監物大二郎(鈴木)と渡辺鉄次(速水)は、同じマンションに住む第一発見者の平井かすみ(仙道)を逮捕する。かすみは理沙に仮想通貨専用の口座を開設させ、裏で自分が売買取引を実行する、“5億円稼ぐ女”の正体だった。かすみには犯行時刻のアリバイがない上、現場から理沙の指紋も多数検出されていた。

ところがかすみは犯行を全面否定。取り調べは真壁有希子(天海)らキントリメンバーに一任される。有希子は、かすみがなぜ理沙を自分の代わりに表に立たせたのか、人に言えない理由があるのではないかとにらむ。その矢先、理沙が男性高齢者を相手に詐欺を働いていたことが判明する。この事実を突きつけた瞬間、かすみは黙秘に転じるのだった。