吉本興業から契約解除されたお笑いコンビ、雨上がり決死隊の宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)の涙の会見から一夜明けた21日、芸人らが続々と“擁護”の声を上げ始めた。宮迫は明石家さんま(64)に後輩芸人らのバックアップを求める電話を入れていたことも明らかになり、さんまは個人事務所での受け入れも示唆。年商約500億円を誇る吉本興業が揺れている。

関係者によると、宮迫がさんまに直接電話を入れ、闇営業問題で謹慎処分となっている後輩芸人らへの手助けを求めたという。「さんまさん、助けてください」などと懇願したようだ。

宮迫は記者会見の開催をめぐって吉本興業と決裂。同社から契約解除を通告されたが、吉本との関係が険悪になる過程で、後輩の処遇を思い大先輩を頼ったとみられる。

さんまは、これを受けてか、19日夜に録音されたとみられる大阪・MBSラジオの「ヤングタウン土曜日」で「宮迫、どうしたんや」と切りだし「面白く言わなあかんプレッシャーや」と明るい口調で話し始めた。

続けて「仲間がフリーになるんやけど、僕ら、会社にもお世話になってるけど、芸人サイドの味方やから。いろんな立場(吉本側)も分からんでもない」と前置きし「どっかの事務所も狙ってるかもしれんけど、うち(個人事務所)も狙ってるねん」などと語った。

吉本では以前から、仕事が集中する芸人は、ギャラを含めた業務管理のため個人事務所を立ち上げる者もおり、さんまも設立している。松本もこの日、「ワイドナショー」で、謹慎処分を受けた後輩らを集めて「面倒見るチーム」を作る計画を語ったが、松本もさんまにならって、個人事務所創設の考えがあるようだ。