26日に放送された、女優高岡早紀(46)主演のフジテレビ系連続ドラマ「リカ」(土曜午後11時40分)第4話の平均視聴率が2・9%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。前回の3・1%より0・2ポイント、ダウンした。

初回から2・7%、3・6%、3・1%(1時間5分開始遅れ)だった。

名古屋地区は4・6%、関西地区は4・8%だった。

高岡が演じたのは経歴、現住所、年齢など全てを詐称する“永遠の28歳”の恋愛モンスター雨宮リカ役。第4話までの第1部では小池徹平(33)が、第5話以降の第2部からは大谷亮平(39)がターゲットになるサイコミステリー。

第4話で、花山病院の看護師長の藤鐘清美(安藤玉恵)が死亡した。警察は看護師長の小山内則子(池谷のぶえ)の転落事故も自分が仕組んだという藤鐘の遺書が残されていることから、藤鐘が小山内の人工呼吸装置を切った後に睡眠薬を飲んで自ら手首を切って自殺したと断定した。

副院長の大矢昌史(小池)は、何かの間違いだと警察に対して声を荒らげる。だが、院長で大矢の叔父の花山大次郎(西岡徳馬)は事件を穏便に済ませるように警察に頭を下げる。対立が決定的になった2人の様子を雨宮リカ(高岡)は黙って見つめた。

さらにリカは、大次郎に相談を持ち掛けた。大矢が婚約者の佐藤真由美(山谷花純)からストーカー行為を受けて困っているから、助けてあげて欲しいと。大次郎に呼ばれ、病室を訪れた真由美とリカは初めて相対した。

一方、不信感が募った大矢は、リカが推薦状を書いて貰ったという日本医師協会前会長に会いに行く。そして大次郎のいる特別病棟にやってきて、リカがいか怪しいかを訴える。推薦状の捏造(ねつぞう)や経歴詐称に加え、今までの不可解な事件は、全部リカの計画的犯行だった可能性があると息巻いた。「医療ミスをした自分の不正も含め、洗いざらい警察に打ち明け、雨宮リカの捜査を願い出るつもりです」と言い切った。

そんな必死な告白を聞いた後に大次郎は「確かに、推薦状を捏造(ねつぞう)したのは、許される事じゃない。だが、10代で両親を失い、自分の身ひとつで生きていくためには、うそをつかねばならない事もあるはずだ」とリカをかばった。そして「お前なんかに病院を任せられない。クビだ!」と、大矢に向かって言い放った。2人の会話をひそかに聞いていたリカは「クビなんていけません!」と大次郎に懇願するが、大次郎は聞き入れようとしなかった。大次郎を見つめるリカの瞳が、怪しく大きく見開かれた。

そして第1部の衝撃のラスト。全く予想外の結末が訪れた。