NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の30日に放送された第27回の平均視聴率が19・5%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、圭介(溝端淳平)とあき子(佐津川愛美)の恋は順調だった。また、あき子のおかげで喜美子(戸田恵梨香)と圭介の距離も近付いていく。

しかしあき子は、圭介に「荒木荘を出てほしい」と告げる。圭介が「荒木荘の話ばかりしている。女中に頼りすぎ」というのだ。圭介は「女中、女中と言ってほしくない。見下したものの言い方はやめてほしい」と返す。あき子は「やきもちだった」と反省する。

圭介は荒木荘を出て行く決心をする。喜美子には「妹みたいに大事に思っている」と語る。