NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(日曜午後8時)の第43回が17日に放送され、関東地区の平均視聴率が6・1%だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。前回の第42回の6・3%から0・2ポイントダウンした。

第41回から東京国税局から1億3800万円の申告漏れなどを指摘され、当面の芸能活動自粛を発表したチュートリアル徳井義実(44)が出演。NHKは「(徳井の)出演シーンは配慮して再編集しながら放送する」などと、10月には全収録が終わっている中、対応に追われている。

今後の影響が心配される中、視聴率的にはこれまで低迷が続き、第39回では3・7%(関西地区4・1%)と、大河ドラマのワースト記録を作っていた。裏番組には、日本テレビ系でラグビーW杯「日本×スコットランド」が放送され、関東地区の平均視聴率が39・2%と高視聴率を記録していた。

「いだてん」の放送前、大河ドラマの平均視聴率の最低記録は、12年11月18日に放送された「平清盛」の7・3%だったが、「いだてん」は、4月28日放送の第16回で7・1%を記録し、6月9日放送の第22回で6・7%、8月11日の第30回で5・9%、8月25日の第32回に5・0%、10月13日の第39回で3・7%と、ワースト記録を5度更新している。

◆これまでの視聴率推移

第1回が関東地区で15・5%(関西地区12・9%)

第2回は12・0%(関西地区11・5%)

第3回は13・2%(関西地区11・6%)

第4回は11・6%(関西地区12・0%)

第5回は10・2%(関西地区11・7%)

第6回は9・9%(関西地区8・0%)

第7回は9・5%(関西地区8・6%)

第8回は9・3%(関西地区7・7%)

第9回は9・7%(関西地区8・3%)

第10回は8・7%(関西地区8・6%)

第11回は8・7%(関西地区8・9%)

第12回は9・3%(関西地区8・3%)

第13回は8・5%(関西地区7・7%)

第14回は9・6%(関西地区7・4%)

第15回は8・7%(関西地区8・4%)

第16回は7・1%(関西地区8・0%)

第17回は7・7%(関西地区8・6%)

第18回は8・7%(関西地区7・2%)

第19回は8・7%(関西地区6・6%)

第20回は8・6%(関西地区7・2%)

第21回は8・5%(関西地区6・9%)

第22回は6・7%(関西地区6・0%)

第23回は6・9%(関西地区7・5%)

第24回は7・8%(関西地区7・5%)

第25回は8・6%(関西地区8・0%)

第26回は7・9%(関西地区6・5%)

第27回は7・6%(関西地区7・0%)

第28回は7・8%(関西地区5・1%)

第29回は7・8%(関西地区5・5%)

第30回は5・9%(関西地区5・2%)

第31回は7・2%(関西地区5・9%)

第32回は5・0%(関西地区4・9%)

第33回は6・6%(関西地区4・8%)

第34回は9・0%(関西地区5・5%)

第35回は6・9%(関西地区5・3%)

第36回は7・0%(関西地区6・2%)

第37回は5・7%(関西地区4・1%)

第38回は6・2%(関西地区4・5%)

第39回は3・7%(関西地区4・1%)

第40回は7・0%(関西地区6・2%)

第41回は6・6%(関西地区5・3%)

第42回は6・3%(関西地区4・8%)