東京地裁は26日、合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕、送検された女優沢尻エリカ容疑者(33)の勾留期限を、12月6日まで10日間延長する決定をした。

沢尻容疑者は今月16日、合成麻薬MDMAを所持したとして、麻薬取締法違反の疑いで、警視庁組織犯罪対策部第5課に逮捕された。

同容疑者は「私のものに間違いありません」と容疑を認めている。

警視庁に「違法な薬物に関与している」などと情報提供があり、同課が捜査。捜査令状を持った捜査員が沢尻容疑者の都内の自宅を訪れ、家宅捜索を行ったところ、アクセサリーボックスから、チャック付きの小さなポリ袋に入った白いカプセル2錠が見つかった。うち1錠が鑑定でMDMAと確認された。

一方、沢尻容疑者の任意で採取した尿を警視庁の科学捜査研究所(科捜研)で鑑定したところ、MDMAを含む違法薬物の成分は検出されなかった。使用での立件は出来ないことに加え、自宅から見つかったMDMAの入手経路の裏付けが取れない場合には、起訴猶予になるのではとの見方もでている。