俳優の竹内涼真(26)主演のTBS系ドラマ「テセウスの船」(日曜午後9時)の第4話が9日に放送され、平均視聴率が11・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日、分かった。

同ドラマは、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)連載の東元俊哉氏による同名漫画の実写ドラマ化作。竹内演じる主人公の田村心が、警察官の父親(鈴木亮平)が起こした連続殺人事件の謎を追い、事件直前にタイムスリップし、過去を変えるタブーに挑む本格ミステリー。

第1話から視聴率は11・1%、11・2%、11・0%だった。

第4話の内容は、再び現代にタイムスリップした田村心(竹内涼真)を待ち受けていたのは、変わり果てた歴史だった。父・文吾(鈴木亮平)は変わらず冤罪(えんざい)でとらわれており、母・和子(栄倉奈々)と兄・慎吾(番家天嵩)は心中して亡くなっていた。生き残った姉は行方知れず。自分が過去を変えたことで最悪の歴史に変わってしまったことに心は深く後悔する。

最愛の妻だった由紀(上野樹里)が亡くなった歴史も変わっているのではと、心はいちるの望みを胸に由紀の実家を訪れ、由紀と遭遇する。

拘置所の文吾と涙の再会を果たし、必ず冤罪を晴らすと約束した心は、生き別れになっていた姉を訪ねるが、姉は村田藍(貫地谷しほり)と名前も姿も変えて隠れるように生きていた。心は藍に文吾の冤罪を晴らすことに協力してほしいと言うが、藍は内縁の夫(安藤政信)との生活を邪魔しないでほしいと拒む。心は姉の夫の正体を知り、がくぜんとするのだった。

音臼小事件はいまだに終わっていないと感じる心。心は父を救い出すため、あまりにも無謀な作戦を思いつく。しかし、大きな困難が待ち受けるのだった。