小林聡美(54)が11日、前日10日に肺がんで亡くなった、映画監督の大林宣彦さん(享年82)を悼み、所属事務所を通じ「大林監督は私の根っこであり、お日さまでした。心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントした。

小林は1979年(昭54)にTBS系「3年B組金八先生」の生徒役でデビューし、1982年(昭57)に、大林さんの映画「転校生」に主役の1人、斉藤一美役として抜てきされ、映画デビューを果たした。劇中では、尾美としのり(54)が演じた、もう1人の主人公・斉藤一夫と一緒に石段を転げ落ちて2人の心と体が入れ替わる、ファンタジックな物語を好演。尾美とともに第6回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞した。

大林さんの映画には、85年に「転校生」と並ぶ尾道3部作の1つ「さびしんぼう」、そして86年の「彼のオートバイ、彼女の島」に出演した。