NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の12日に放送された第32回の平均視聴率が21・3%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第29回の21・5%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、契約から半年がたち、裕一(窪田正孝)が作曲した曲は採用されなかった。木枯(野田洋次郎)から契約金は印税の前払い金で曲が売れないと全額返さなければならないという話を聞き、音(二階堂ふみ)にも相談した。ある日、木枯を家に誘った裕一は、音と交えて夕食をしながら、お互いのことを話し合い、励まし合える相手に巡り会ったことを喜んだ。一方、音楽学校での学生生活をスタートさせた音は、夢に向かって張り切っていた。オペラ実習の授業中では1人の生徒に注目が集まった。コンクールで金賞を取った夏目千鶴子(小南満佑子)だった。音が昼休みに昼食を一緒にしようと千鶴子を誘ったが、みんなライバルだと言って誘いを断った。さらに音が才能がうらやましいと口にすると、千鶴子は表情が変わり、才能っていう言葉は大嫌い、努力もしないでうらやむだけの人は理解できないと言って、その場を去った、という内容だった。