米ミネソタ州ミネアポリスで先月25日に黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警察官に押さえつけられ死亡した事件を受け2日、米音楽界が「ブラックアウト・チューズデー」を呼び掛け、SNSが黒一色に染まっている。

ブラックアウト・チューズデーとは、レコード会社やアーティストらが企画した「ビジネスから離れてブラックコミュニティーと再びつながろう」と呼び掛けるキャンペーンで、#TheShowMustBePaused(ショーを中断しなければならない)のハッシュタグと共にSNSで拡散されている。ソニーやワーナー・ミュージック・グループ、ユニバーサル・ミュージック・グループやアップルミュージックなど多くの企業やレーベルがこの大規模ストライキに賛同しており、SNSでは真っ黒な画面を投稿する動きが広がっている。

リアーナやジャスティン・ビーバー夫妻、ケイティ・ベリー、マライア・キャリー、ビリー・アイリッシュや女優エマ・ワトソンの他、テニスプレーヤーの大坂なおみらやローラもSNSに真っ黒い画面を投稿し、人種差別や黒人への不当な暴力への反対を表明している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)