全国高校野球選手権大会の中止を受け、各府県の高野連が地方大会の独自開催を進める中、NHK大阪放送局は11日、大阪府大会の放送について「前向きに検討している」と話した。

この日、大阪放送局で、有吉伸人局長の定例会見が行われ、席上で言及。「各府県で独自の地方大会が決まっていますが、大阪府については日程、放送要員や、その(試合の)進み具合にもよりますが、一部の試合において放送を前向きに考えている」と語った。

試合は天候にも左右され、直前になっての編成も組みにくい状況から、全試合の放送は厳しそうだが、同局は「できる限り」で考えているという。

他府県については、当該地域の担当局が、それぞれ判断することになる。

また、8月に兵庫・甲子園球場で行われる交流試合についても、放送を「前向きに検討している」と明かした。

この日は、新型コロナウイルスの感染拡大で、取りやめが続いていた定例会見で、4カ月ぶりの開催。密を避けるため、1社1人の出席で、マスク着用、検温など、防止策がとられ、質問では「大声を出さなくていいように」マイクを通して行われたが、そのマイクも、質問者がかわるたびに消毒を行う徹底ぶりだった。