阪急電鉄は15日、3月以来休止していた兵庫・宝塚大劇場での公演を、7月17日の花組公演「はいからさんが通る」から再開(9月5日まで)すると発表し、主演の花組新トップ柚香光(ゆずか・れい)がコメントを寄せた。

柚香は本拠お披露目が3カ月遅れての開幕となり「公演中止期間中はたくさんの方々から温かい励ましのお声をいただきましたこと、心から感謝申し上げます」と感謝。6月下旬からの稽古再開を控え「いよいよ皆さまにお会いできることとなりましたが、何よりもお客様に安心して楽しんでいただくことを願っています」とコメントした。

再開にあたっては、新型コロナウイルス対策で、座席の間隔を前後左右1席ずつあけるなどし、客席を使った演出も当面取りやめ、オーケストラ演奏も録音演奏に代える。

このことから、ファンに向け「ご不便な面もあるかと思いますが、はいからさんの登場人物たちの誠実で前向きなパワーと明るいエネルギーをお客様方にお届けできるよう、花組一同、皆さまのお越しをお待ちしております」とメッセージを送った。

大劇場での3カ月以上の中止は、戦後初だった。年内は、106期生初舞台公演となる月組と、宙組の公演を予定している。東京宝塚劇場での再開時期は未定。