タレントの松尾貴史(60)が、自民党の二階俊博幹事長が、公選法違反(買収)の疑いが持たれている河井克行前法相と妻の案里参院議員について、記者会見で「大物議員ではない」などと発言したことを受け、「なら、大物は誰以上?」と疑問を投げかけた。

松尾は18日、ツイッターを更新。二階氏が16日の会見で河井夫妻について「党や政権に影響はないと言ったら、適当ではないかもしれないが、影響を及ぼすほどの大物議員でもなければ、そんなに大騒ぎするような立場の人の行動でもない。よく本人から説明を聞いて対応したい」と発言したことに、言及。「この人の毀誉褒貶(きよほうへん)に何か言うだけで虚しいけれど」と前置きした上で、「夫は法務大臣だったし、妻の選挙資金に1億5000万円を提供して『大物ではない』なら、大物は誰以上で、金額は如何程?」と問い掛けた。

二階氏の発言には、タレントのラサール石井も「そんな大物でない人を法務大臣にしてたんだ。しかも一億五千万も渡してたんだ。なんでですか」とツイート。立憲民主党の蓮舫参院幹事長は「大物ってなに?選挙違反が問われる人物に大物かどうかは関係ありません。離党しても、選挙応援で安倍総理が語った河井議員への期待と大義、ならびに自民党からの公認料は変わらぬ事実。大物ではないから、はい終わりとはなりません」とした。