世界4大ミスコンの1つ「2020ミス・アース・ジャパン日本大会」が16日都内で開催され、応募人数2600人の中から埼玉県代表の大学2年生、東出(とうで)あんなさん(20)がグランプリに輝いた。

東出さんは壇上で名前を呼ばれると、手で顔を覆い、うれしさをにじませた。「まだ実感が湧きません。この大会を開いてくれた方や、周りの方、さまざまな方達に感謝したいです」と感極まった。

自己アピールで「私がミスアースになる」と予言していた東出さん。本当にそのとおりの結果となった。選ばれた決め手を問われると「自分を分析し、なおすべき所はなおし努力してきたからです」と胸を張った。

東出さんには双子の妹がいる。小・中・高・大と全て一緒。今大会に向けても、妹と二人三脚でやってきた。「スピーチの内容を一緒に考えてもらったり、ウオーキングの練習に付き合ってもらったりしました。良い報告ができる事がとてもうれしいです」と笑顔で話した。

大学卒業後の進路について問われた東出さんは「生物学科で植物の研究をしたいので大学院に進む予定です。芸能界に進む予定はないです」と話した。

ミス・アースは、地球環境保護などを重視した国際ミスコンテストで例年80カ国以上の国の代表が参加している。この日は29都道府県の地方大会を勝ち抜いた代表29名がファイナリストとして審査に臨んだ。審査は自己アピール、水着ウオーキング、ドレスウオーキングの3セッションを経てTOP5を選出。審査員からの質疑応答を経てのグランプリ誕生となった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため今回は無観客での開催となった。

世界大会もリモートで行われる予定だ。東出さんは「出場できることがとても光栄です。日本代表として自信をもって輝けるように頑張りたいです」と意気込みを語った。2位は栃木県代表の塙江里奈さん(26)、3位は大阪府代表の桝田奈津子さん(22)、4位は岩手県代表の堤渚紗さん(21)が受賞した。