俳優福士蒼汰(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」(火曜午後9時)の6日放送の第3話の視聴率が5・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と7日、分かった。

前回の6・1%より0・3ポイント、ダウンした。

初回から9・6%、6・1%だった。

福士が演じる主人公・黒沢兵悟は、10代の頃は窃盗や暴力事件の常習犯だったが、警察も手を焼くほどの巧妙な手口を考え出す異常に高いIQ、判断力、身体能力が認められ、秘密裏に結成された「潜入捜査官チーム」(通称D班)の一員に。その仕事は暴力団や詐欺集団など、悪の組織に潜入して情報や証拠をつかみに行くともすれば命を落としかねない特殊捜査だ。しかし兵悟は、そんな危険も顧みず、悪の根源を駆逐するためには手段を選ばず、時に暴力的に、時に冷徹に、犯罪者に立ち向かっていく。雑誌「グランドジャンプ」で連載していた大沢俊太郎氏の漫画「DIVER-組対潜入班-」が原作。

第3話で、神戸の中華街で男が背後から何者かに刺されて死亡した。被害者の飯島洋介(梅原勇輝)は、8年前、遊ぶ金欲しさに高級住宅街に住む女性と幼い子どもを殺害。当時、警視庁で捜査の指揮をとっていた、D班班長の伊達直哉(安藤政信)が飯島を逮捕したが、飯島の親族が警察関係者の天下り先企業の重役であることから、警察は殺人の証拠を捏造(ねつぞう)。飯島は減刑されていた。

飯島がなぜ殺されたのか、一抹の不安を抱いている伊達のもとに「8年前の事件関係者の家族が相次いで誘拐されている」と情報が入る。D班のハッキング担当・宮永壮一(浜野謙太)が調べたところ、判決を下した裁判官、減刑に導いた弁護士、そして真実を隠蔽(いんぺい)した警察に対し、闇サイトで高額な懸賞金がかかっているという。

そして、ターゲットとして伊達の名前も挙げられていた。ひとり娘の亜紀(宮野陽名)の身にも危険が迫っていると伊達が警察による警護を望むも、兵庫県警本部長の阿久津洋子(りょう)は、「証拠がない」と非協力的な態度を見せる。伊達は警察が事件の捜査に動きだすだけの証拠を見つけるようD班に命じるが、兵悟(福士)は、「あんたの個人的な騒動に巻き込まれるなんてごめんだ」と協力を拒否。そんな中、覆面男たちが伊達の家を襲った。