歌舞伎俳優、片岡愛之助(48)が12月6、13日放送のテレビ大阪「おでかけ発見バラエティ かがくdeムチャミタス!」(日曜午前11時)に出演する。タレント石田靖(54)と関西出身アイドルグループ「たこやきレインボー」の堀くるみ(20)とともに、愛之助の出身地である大阪・堺市を巡る。

ロケは「さかい利晶の杜」からスタート。堺生まれの千利休の歴史などを探る。利休の音声解説は愛之助が担当しており、石田が「聞いたことある!」と反応する場面もあった。

同施設内の茶室でお点前体験も楽しんだ。お菓子を食べ、愛之助は「ほどよい甘さですね」。堀も「優しい甘さ」と満足した様子だった。

愛之助は「堺というと千利休さんと与謝野晶子さんですが、まずは『さかい利晶の杜』に行っていただくと、けっこうな歴史が分かるのではないでしょうか。まずはゆっくり1周していただきたいです」とアピールした。

愛之助の実家から徒歩10分ほどのところにあり、妹とよく犬の散歩に来ていたという「ザビエル公園」では、幼少期の思い出や子役オーディションを受けたきっかけなどを明かす。愛之助がずっと訪れたかったという大衆食堂「銀シャリ屋 ゲコ亭」にも行き、炊きたての白ご飯を試食する。

故郷でのロケに、愛之助は「僕は堺にしょっちゅう帰ってきていますので、行ったり来たりで。でもやっぱり地元が大好きなので落ち着きますね」と楽しんだ様子。「いつも行っているところをみなさんに紹介できたし、念願の『ゲコ亭』にもこのロケのおかげで行くことができたので、すごくいい番組だと思いました」と振り返った。

視聴者には「堺を最も愛する上方歌舞伎役者、片岡愛之助という人間を知っていただくきっかけになればと思います。『半沢(直樹)』だけじゃないんだぞ! と(笑い)」とメッセージを送った。

石田は「回りきれていないところがたくさんあると思うんですが、愛之助さんが全部案内してくださるので、すごく心地よくて楽しかったです。まだまだ回り足りないですね。もうちょっと『ブラタモリ』みたいに回りたいです」と笑顔で話した。

堀は「今回はスペシャルゲストに、堺ご出身の愛之助さんが出演されるからこそ堺の魅力が伝わるのかなと思います。それに愛之助さんの温かい人柄も垣間見えると思いますので、ぜひ楽しんでほしいです」と呼びかけた。【星名希実】