演歌歌手三山ひろし(40)が16日、大阪・新歌舞伎座で座長を務める特別公演「みやまつり2021」(17~21日)の舞台稽古を行った。

第1部は「名曲よ永遠に!」と題し、昭和、平成、令和の時代の大ヒット曲を15曲を熱唱する。筒美京平さん作曲の「また逢う日前で」、なかにし礼さん作詞の「今日でお別れ」、中村泰士さん作詞の「喝采」など15曲を選曲。令和からは昨年、大ヒットしたシンガー・ソングライター瑛人が歌う「香水」を披露する。 三山は「令和と言えば香水。ちょっと三山ひろしならではの形で、叱られない程度にやりたい。かなりうなった感じです(笑い)」と演歌の「こぶし」が入る熱唱となるという。

第2部は「挑戦! ひとり忠臣蔵」。長編歌謡浪曲でつづる忠臣蔵の世界となる。「歌謡ショーですが、少しお芝居のテイストも感じてもらえるハイブリッド型の三山ひろしをお見せしたい」。

高知県出身の40歳。舞台稽古の合間には、高知県のマスコットキャラクターで同県地産外商公社の特命課長「カツオ人間」も応援に駆けつけた。ぶつ切りの大きなカツオの頭に、締め込み姿の強烈なインパクトで「キモかわいい」と話題を呼ぶ「カツオ人間」と2ショット撮影した三山は「カツオ人間君とはいろんなところで、福岡で会ったことも。お互いふるさと高知を盛り上げていくという思いでふんどしを引き締めたい」と笑顔で話した。

切り身の見えるカツオ人間に「春になるとカツオですね」とニヤリ。カツオ人間は“危機”を感じてか、手(ひれ)をピクピクと震わせていた。