乃木坂46の1期生が29日、生配信ライブ「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~1期生ライブ~」を開催した。今年8月に加入10周年を迎える8人が、“10年間の絆”を見せた。

冒頭、8人が横一列に並んで登場した。4枚目シングル「制服のマネキン」を披露し、デビューシングルのカップリング曲「会いたかったかもしれない」では笑顔を振りまいた。「指望遠鏡」「君の名は希望」と、初期の人気曲を次々とパフォーマンスした。

キャプテン秋元真夏が「この10年やってきたんですけど、1期生は最初は30人以上いたんですけど、その中から8人が残ってここまでやってきました」と話した。生田絵梨花も「円陣したんだけど、ちっちゃかったね!」と同意し「こんな経験初めてなんですけど、珍しく始まる前に弱気になっちゃった。でも、励まし合って、すごい初心を思い出したし、いざ始まったらすごく楽しいから、このまま楽しいまま最後までいきたい!」と笑顔。秋元は「今日こそ10年の絆を見せる時だと思うので、頑張りましょう!」と力を込めた。

高山一実は「昔の乃木坂も好きだけど、今の乃木坂もめちゃめちゃ好きだから。好きって気持ちをかみしめて、頑張ります!」と意気込んだ。樋口日奈は「私は13歳で乃木坂に入って。女の子の10代の10年って、すごい長くて大事だけど、出会った頃からずっと変わらない1期生の仲の良さを、リハーサルからすごくあらためて感じていて。仲良しの絆を、画面を通じてお伝えできればなと思います」とほほえんだ。

同じく加入時13歳だった和田まあやも「今回のライブは、みんなでああしたい、こうしたい、って意見を出して、みんなで作り上げたっていうのを感じています。楽しみましょう!」とあいさつ。高山から「大人になったね~」と言われると、「うれしい!」と喜んだ。秋元は「最後まで1期生の絆を見てもらえたらと思います!」とアピールした。

中盤は、メンバーがそれぞれをお互いにプロデュースする企画に挑戦。齋藤飛鳥が秋元に猫のコスプレをさせ、秋元が齋藤にぶりっこするように指示を送るなど、お互いを知り得た中だからこそできる、個々の特長を生かしたパフォーマンスを披露した。普段はクールな振る舞いが多い齋藤が「ふざけんな秋元!」と猛クレームし、「こんだけ私にやらせたんですから、それ相応の報いを受けてください」と言って秋元にぶりっこさせるなど、ほほえましいやりとりが続いた。

終盤の「心の薬」では、生田が得意のピアノ演奏を披露。本編ラストのデビュー曲「ぐるぐるカーテン」披露前には、1人ずつ思いを語った。アンコールでは「大好きな後輩ちゃんたちの曲を歌います!」として、3期生楽曲「思い出ファースト」、2期生楽曲「ボーダー」、4期生曲「I see…」を続けてパフォーマンスした。

齋藤は「なんでこんなに、みんないい人たちなんだろう、って思った。ライブを作る期間、人と違った意見があっても、最終的にはみんながまとまっているから。なんでこんないい人たちなの、って思って、すごく居心地がよかった。本当にすてきだと思う。ありがとう本当に」と感謝した。星野みなみも「飛鳥が全部言ってくれた。おんなじ気持ち!」と笑顔。「いい人の周りにはいい人が集まるんだなって思った。もしまた機会があったらやりたい!」と願った。

松村沙友理は「偶然なんですけど、飛鳥とみなみとおんなじこと思っていて!」と切り出して、笑いを誘った。「メンバーもスタッフさんも、そしてファンの人も! めっちゃいい人たちじゃないですか。本当にありがとうございます!」と感謝した。「自分で言うもんじゃないかもしれないけど、本当にすてきなライブになったんじゃないかなと思います」と笑った。

さらに、4期生ライブが5月8日に、3期生ライブが同9日に開催されることも発表された。ラストの「左胸の勇気」を歌い終えると、秋元は「完全燃焼だね。10年間の絆を皆さんにお見せできたんじゃないかと思います。同期の仲間と大切な時間を過ごせて、それを大好きなファンの皆さんに見ていただくことができて、最高の時間でした。皆さんに直接お会いできる日を楽しみしているので、その日を待っていてください!」と呼び掛けた。