歌手平浩二(72)が5日に山口県下関市で行われた公演中に体調不良を訴え、市内の病院に救急搬送されたと6日、公演主催者「夢グループ」から発表された。

発表などによると、5日は同グループの「夢スター春・秋」九州ツアーの初日。平は突然の頭痛に襲われて「音が聞こえない」「気持ち悪い」などと訴え、ステージ脇でしゃがみこんでしまったという。

急いで救急車を呼び、搬送先の病院で検査をした結果、「くも膜下出血」と診断された。

6日早朝、緊急手術をするため、下関市から県内の大学病院にヘリコプターで搬送された。手術は午前中に実施、午後5時頃に終了。今後、約2週間、集中治療室(ICU)での治療を行う予定だという。

九州ツアーは6日に日田市民文化会館公演、菊池市文化会館が、7日に水俣市文化会館公演、8日に鹿屋市文化会館公演を行うが、平は出演しない。同グループでは「回復を祈念し見守って参ります」とコメントをしている。

平は大ヒット曲「バスストップ」で知られる。