木村拓哉(48)が23日、都内で行われた主演映画「マスカレード・ナイト」(鈴木雅之監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに、共演の長澤まさみ(34)と出席した。

19年公開の映画「マスカレード・ホテル」の続編。公開7日目にして観客動員100万人を突破し、21年公開の邦画実写作品で最速記録を達成した。長澤と並んで好調を祝したくす玉を割り「この(コロナの)状況の中、1週間でたくさんの方が見てくださった。本当にうれしいです」と喜んだ。

イベントでは、SNS上で募った質問に2人が回答。作品の内容にちなみ「潜入するなら何の職業がいいか」と聞かれると、長澤は「木村さん。AIとか何かの技術を駆使して、木村さんという存在に潜入したい。女性にキャーッて言われているところに行きたい」と願望を語った。また、木村の私生活が謎に包まれていることから「『木村さんの日常』っていうドラマを作って欲しい。木村さんは木村さんの役で」とリクエストすると、鈴木監督も「面白そうですね」と興味津々。これに木村が「監督もまさみちゃんも出てもらわないと」と返すと、長澤は「見る側に徹したいんですけど…」とぼやいて笑わせた。

撮影時の思い出も語り、映画のタイトルでもあるマスカレード(仮面舞踏会)のシーンを振り返った木村。約500人のエキストラが参加したが、全員が目元に仮面を付けており「サングラスとは違って、瞳は見える。マスカレードをのせただけで皆さんものすごい見てくるんですよ」と苦笑した。本番中以外は視線を感じ続けたといい「会場の下から上まで、約500人の方がずっとこっちを見ている。あそこまでまっすぐ見られることはないので、あの(仮面の)力ってすごいなと思いました」と、スターならではの体験を明かした。

長澤は「木村さんのことが見たかったんですよ。多分全員と共感できると思います」とエキストラたちの気持ちを代弁。司会のフジテレビ山崎夕貴アナウンサーは「仮面を付けていると自分が隠れたような気持ちになるんですかねえ」としみじみと語った。