女優前田敦子(30)が13日、都内で、初フォトエッセー「明け方の空」(宝島社)刊行記念イベントを開催した。

前田が家族、子育て、仕事などについてつづった初のフォトエッセー。昨年末に所属事務所を退所、プライベートでは今年4月に俳優勝地涼との離婚を発表するなど人生の転機を迎え「この1年はあっという間で、本にしていなかったら記憶がなくなっていそう。私にとっても大事な瞬間を本に収められた」と笑顔を見せた。

タイトルはAKB48時代の恩師・秋元康氏に依頼し「自らLINEでオファーさせていただきました。20項目くらい考えてくださった」と感謝。エッセーには日常をつづり「何げない感じだけど、人生楽しんだもん勝ち。前田敦子楽しそうだな、人生もっと楽しもうと思ってもらえたら」と話した。

独立後の変化も語り「やることが増えました。現場に1人で行くこともある。事務作業は自分でやるし、取材デーは写真と原稿チェックで大変なので、夜中にやってます」。苦労の中でもわが子がエネルギーになっており、「まだまだ頑張ろうと思える存在」と目を細めた。

現在30歳。前田は「30代は楽しいと先輩たちが言っているので、これからどんな楽しいことが待っているのかなと期待が大きいです。それとともに子どもはあっという間に大きくなっちゃうんだろうなという悲しさがすでにある。子どもに寄り添いながら、自分と向き合って成長する30代にしたいです」と抱負を語った。