中村芝翫(56)が5日、東京・国立劇場で、同劇場で上演中の「一谷嫩軍記」(25日まで)について語った。

5年前の襲名披露で演じた演目で、芝翫は「あの時は無我夢中でしたが、今は地に足を付けて務められることができそう」と話した。

源平の戦いを題材にした名作で、芝翫は、武将熊谷次郎直実(なおざね)を演じている。この日は、埼玉県熊谷市のゆるキャラ「ニャオざね」が激励訪問し、芝翫は「このツーショットはなかなか少ない」と喜んだ。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の岩崎弥太郎役が話題になっている。役づくりのため5~6キロ体重アップしたが、先月は体重増が原因のひざ痛の中、舞台に立っていたという。今月の舞台のため7キロほど絞ったが「もっとやせないといけませんね。だから、自転車を買いました。そろそろ国立劇場にも自転車で通うかもしれません」と話した。